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ニュース・コラム

山田マミのやっぱり、パリが好き

フランス・パリ在住の山田マミさんが、現地発信の最新ダンス情報をタイムリーにリポート!
ダンスだけでなく、ワイン、フェスティバル、市場などなど、パリっ子たちの日常生活も,山田マミさんによる独自の視点でお伝えします。
動画によるダンス映像の配信も見所です!


マークから動画をお楽しみいただけます。

動画をご覧いただくにはQuickTimePlayerが必要となります



 
幼少よりダンスを始め、80年代はアメリカに没頭するが、今は亡きダンス・ア・エックスでローザスの「オットーネ・オットーネ」を観て、ヨーロッパの歴史の深さに圧倒され、フランスに移住。しかし、言葉の壁に阻まれ、英語圏への脱出を計画。ところがその矢先、腹ぺこで歩いていた私に「ヴォワラ、マドモアゼル」と林檎を差し出してくれたおじさん。レストランに仕入れる林檎が1個足りなくなってもいいのかしらと心配しつつも感動!もしかしたらフランス人ってすっごく優しいかも?脱出計画は一挙に吹っ飛び、フランス定住を即決める。住んでみたら奥が深いフランス生活。1年が2年になり、、、あっという間に13年。住めば都のフランスはパリで、納豆と豆腐を食べ、中華街でベトナム麺をすすり、日曜日はマルシェで季節の野菜と魚を買い、時に日本のカボチャを育て、楽しく過ごしております。
 
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2009年9月1日 
  フランスのメディアも騒ぐ政権交代



今日のトピックスは何といっても民主党の勝利でしょう。フランスの新聞にも大々的に掲載されていたし、テレビやラジオでもトップニュース並の扱い。長年勢力を誇った自民党を破ったという事が、フランス革命を彷彿させたのかもしれません。まあ、フランスに住む日本人としては、正直なところあまり期待感はなく、改革といえども最初のうちだけで、あとは元の木阿弥となるのではないかと冷ややかに見ているような気がしました。
 
2009年9月3日
ユニクロがパリにやってくる!



待望のユニクロがまもなくオープンします。オペラ座ガルニエの横、ギャラリー・ラファイエットのすぐ近く。派手な日本語の宣伝に思わず目が吸い込まれてしまいました。赤バスも宣伝に一躍買っています。毎年帰国するたびに2万円近くも買い込んで、スーツケース開けたらユニクロ製品ばかりという私にとって、これは夢のような出来事であります。オープンが待ち遠しい!



   


ダンスシーズン開幕!



こちらでは9月が新学期。ダンスのシーズンも9月から6月まで。普通は10月頃からダンス公演が始まるのですが、今年は早くも今日から開幕。最初の幕を開けた大物が、アンジュラン・プレルジョカージュの「Le funambule/綱渡り芸人」。そしてここはモンマルトル近くのアベス劇場。ダンスファンが続々と劇場に吸い込まれて行きます。

アベス劇場はテアトル・ド・ラ・ビルのアネックスで、弟分というところでしょうか。普通の建物の、洋服屋さんの間を入ると劇場なのです。日常の空間からいきなりタイムスリップしたようなこの雰囲気が好きなの。

 
2009年9月4日
猫も杓子もヒップホップ

大流行のヒップホップはパリのリヨン駅まで押し寄せております。長距離電車のホームの階下、地中海広場の奥はヒップホップの練習場となっています。自然に人が集まって踊り始めたのに、縄張り争いをする事もなく、誰かがかけた音楽に乗ってそれぞれがテクニックを磨いています。



この広場の奥は国鉄会員のサロンになっているので、ダンスをちらりと見ることもなくホームに急ぐビジネスマンが行き来しています。それにも拘らず、やけにうるさい場内アナウンスにもめげずに若者達は技術を磨いてがんばっております。それにしても彼らを追い出さず、寛容に受け入れる国鉄側も偉い!リヨンのオペラ座前でたむろしていたヒップホッパーがポケモン・クルーと名乗り、リヨン・オペラ座が本拠地となってしまったように、いつかリヨン駅が本拠地というダンスカンパニーが現れるかも。ん?リヨンのオペラ座に、リヨン駅。リヨンという名前がヒップホッパー達を惹き付けるのかな?退屈な電車待ちをする身にとってはもってこいの場です。

   


 
2009年9月7日
すでに~♪もう秋?♪

まだ9月初めだというのに、朝8時の気温が14度。まじ?もう秋?このまま冬になってしまうのだろうか?



写真をよーく見てください。温度計の右横に、緑のかたまりが見えます。まるで聖火台の炎のように上に向かっているのですが、これは実はピーマン。料理をした時の残りを土に埋めたら出て来ました。が、なぜか上を向いて育っております。これも異常気象のせい?よくわかんない?


スン=ア・リー イン パリ

2007年のヨコハマダンスコレクションでグランプリを獲得したスン=ア・リーさん。受賞作の「パフォーミング・ドリーム」はスペインでも賞を取っています。現在はフランスのカーン国立振付けセンターでレジデンスをして創作活動を続ける傍ら、国際的にも活躍中。



  スン=ア・リー インタビュー



  スン=ア・リー プロモーションビデオ
 
2009年9月14日
「噂の真相フランス版」新聞で読んだ変な記事

ある酔っぱらいの奇跡
朝10時頃、キンペーからパリに向かうTGV。日本でいう新幹線ですよ、世界一の速さを競う夢の超特急ですよ。その運転手が線路に人影を発見。あわててブレーキを踏むも時既に遅し。800メートル過ぎてようやく停車し、あわてて駆け寄ったところ、なんとかすり傷ひとつなく、うつぶせになりガーガー寝ている男性を発見。列車が頭上を通過した轟音もなんのその、警察が来て揺すろうが何しようがなかなか目を覚まさなかったとか。19歳のこの男性、お祭り帰りで完全に泥酔状態。幸運な人もいるものです。